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国民党内部で中研院廃止論、総統へのやじに報復?


ニュース 社会 作成日:2014年5月13日_記事番号:T00050277

国民党内部で中研院廃止論、総統へのやじに報復?

 馬英九総統が先月、学術研究機関の中央研究院(中研院)で講演した際、学者らがやじを飛ばして抗議したことに関連し、呂学樟立法委員(国民党)は12日、「中研院の成果が上がらない場合、組織再編時に廃止も検討可能だ」と述べたことが、学者らに対する「報復」ではないかと波紋を呼んでいる。13日付自由時報が報じた。

 呂立法委員は、中研院の視察に先立ち、国民党所属の立法委員幹部に対し、「中研院は総統府の傘下にあり、総統の側近と言えるが、学生運動の期間に批判部隊と化したことは、行政倫理と組織の規範からみて重大な問題だ」と指摘し、「廃止論」に言及した。

 これに対し、中研院法律学研究所の黄国昌副研究員は「呂氏は蒋介石よりも狂った『盲腸』(最近、政界から除去すべき対象という意味で使われる)だ。毎日学術上の成果を目指している同僚に対する大きな侮辱だ」と憤った。