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人民元預金の運用、わずか7%


ニュース 金融 作成日:2014年5月13日_記事番号:T00050282

人民元預金の運用、わずか7%

 13日付蘋果日報がブルームバーグの報道を基に報じたところによると、クレディ・スイス・グループは台湾の人民元預金残高は2,680億人民元(約4兆4,000億円)に上るが、そのうち半分は人民元清算行である中国銀行台北支店に預け入れられ、わずか7%しか運用されていないと試算した。人民元預金残高はここ1年で5倍に激増しているものの、運用先が少ないことが浮き彫りとなった。13日付蘋果日報が報じた。

 運用先の1つであるオフショア人民元建て債券(宝島債)は今年わずか15億人民元規模にとどまる見通しだ。クレディ・スイスのアナリストは年内に中国が人民元適格外国機関投資家(RQFII)の開放や、台湾の銀行の人民元預金の投資先拡大を支援しなければ、台湾は深刻なボトルネックに直面すると指摘した。

 同様の問題は人民元オフショアセンターのロンドン、ニューヨーク、シンガポールも抱えているという。