ニュース 金融 作成日:2014年5月13日_記事番号:T00050284
台湾の銀行10行の中国支店に関する最新統計によると、今年第1四半期の利益は前年同期比2倍近くに増加、与信額は同5倍以上に増加したことが明らかとなった。米ドルに換算すると与信額は40億米ドル近く増加したことになり、既に支店による人民元取り扱い業務に中国当局の認可を受けている6行が、与信対象を台湾企業から中国企業へと拡大していることが主因とみられる。13日付工商時報が報じた。
なお最近の人民元相場下落を受けて台湾のオフショア銀行部門(OBU)による与信は縮小し、中国に進出する台湾の大手企業グループは米ドルによる資金調達に切り替えている。こうした動きに反して、台湾の銀行の中国支店による人民元与信額が大幅に増加していることについてある銀行の主管は、「顧客に(中国の)人民元を資金調達の中心とする内需をターゲットとする企業が増えたこと、および貿易型企業も長期的に人民元は上昇するとみており、短期的に下落した際に融資を受けた方が割に合うと考えていることが理由」と説明している。
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