ニュース 食品 作成日:2014年5月13日_記事番号:T00050291
台湾とニュージーランドの経済協力協定、台紐経済合作協定(ANZTEC)が昨年12月に発効し、粉ミルクの台湾輸入関税が従来の5~12%から0%に引き下げられたが、財政部の予想に反して粉ミルク価格は現在約1割上昇している。乳幼児用で1缶当たり1,000台湾元(約3,400円)近く、成人用で700元以上だ。13日付蘋果日報が報じた。
公平会の呉秀明主任委員は、粉ミルクが台湾より安いのはアジアでタイだけだと指摘した(12日=中央社)
黄昭順立法委員(国民党)が12日、立法院経済委員会で指摘した。蘇震清立法委員(民進党)は、関税引き下げで業者が利益をむさぼっていると批判し、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)が値上げしないよう指導すべきだと訴えた。公平会は、物価には介入できないが、カルテルがないか調査していると説明した。
ニュージーランド産のKLIM(克寧)は量販店で2.05キログラム入り695元と、従来の2.3キロ699元から実質11.6%値上げされた。貝比卡兒(ベイブケア)などの乳幼児用粉ミルク10種以上は今月、最高13.3%値上げされた。
KLIMを販売するネスレは、昨年初めから粉ミルクのコストが5割上昇しており、オーストラリアの原材料はゼロ関税と無関係だと説明した。
行政院主計総処の4月の消費者物価指数(CPI)上昇率も、粉ミルクは前年同月比4.67%と、重要民生物資で5番目に高い伸びだった。
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