ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年5月14日_記事番号:T00050318
中国における鉄鋼製品の生産量が拡大を続ける中、同国の鉄鋼大手、宝鋼集団(バオスチール)や江蘇沙鋼集団が相次いで価格の引き下げを行っており、台湾の中国鋼鉄(CSC)や中鴻鋼鉄、燁輝企業など関連メーカーが警戒感を強めている。14日付経済日報が報じた。
CSCによると、中国国家統計局が13日に発表した4月の粗鋼日産量は前月比1.26%増の229万4,700トンで過去最高を記録した。
またバオスチールのオファー価格は5、6月と下落が続き、一部製品では下落幅が拡大している他、沙鋼集団も5月中旬の鉄筋および棒線価格を1トン当たり50〜60人民元(約820〜980円)に引き下げており、中国では工業用、建設用鋼材とも全面的に下落している状況がうかがえる。
これについてCSCは「供給過剰は鉄鋼製品価格にとって最も殺傷力が強く、さらに第2四半期後半は自動車、建設業界で需要が低下する見通しのため、価格はさらに下落する恐れがある」と危機感を強めている。
なおCSCが13日に発表した第1四半期の業績は、連結売上高が前年同期比4.5%増の924億1,500万台湾元(約3,130億円)、純利益は同12.30%減の42億7,700万元となった。
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