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康舒電子、東莞工場で大規模スト


ニュース 電子 作成日:2008年1月16日_記事番号:T00005033

康舒電子、東莞工場で大規模スト


 金仁宝集団傘下の電源メーカー、康舒科技(ACBELポリテック)の中国法人、康舒電子の東莞塘厦工場(広東省)で、今月8日から5,000人規模の大規模ストライキが発生し、25本の生産ラインが全面ストップしている。従業員は未払いの残業手当の支払いを要求している。中国での労働契約法の施行後、台湾の上場企業で残業手当をめぐるストライキが発生したことを公表したのは同社が初めて。16日付経済日報が伝えた。

 康舒科技によると、ストライキは現地労工局の調停により14日までに解決したが、今月の出荷量の5分の1に影響が出て、出荷が遅れた製品の総額は2億~3億台湾元(約6億6,000万~9億9,000万円)に上ったという。

 広東省の珠江デルタ地区では、台湾系、香港系の企業で残業手当や社会保険料の支払いを会社側に求める労働争議が頻発している。康舒電子のケースでも、従業員給与は現地の最低基準を満たしていなかった。