ニュース 電子 作成日:2014年5月15日_記事番号:T00050350
15日付経済日報によると、中国のタッチパネル最大手、深圳欧菲光科技(深圳Oフィルムテック)が、良品率向上を目的として台湾の同業最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)と後工程の貼り合わせにおける提携を持ちかけているとの観測が出ている。これに対しTPKの劉詩亮財務長は「聞いたことがない」とコメントした。
業界関係者によると、中国製タッチモジュールは貼り合わせ工程の良品率が低く、ブランドメーカーへの出荷後に返品される事態が生じており、聯想集団(レノボ)やサムスン電子が調達先を中国メーカーからTPKに戻しているという。
こうした中、昨年から台湾メーカーに対し価格競争を仕掛けていた欧菲光は今年、後ろ盾としてきた政府補助が終了したため、自力で良品率の向上を図る必要に迫られ、TPKに協力を求めることを決めたとみられる。
両社の提携が実現すれば、業界の価格競争が一段落することを意味し、TPKをはじめ台湾メーカーの利益率向上にプラス効果を及ぼすと期待されている。
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