ニュース 電子 作成日:2014年5月15日_記事番号:T00050354
ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスのアップグレード版「FinFET Plus」を来年1月から量産するとみられる中、ライバルのサムスン電子も最近14ナノプロセスでTSMCと同様、アップグレード版の「LPP(Low Power Plus)」プロセスを計画しているとの観測が出ており、両社の開発レースが熱を帯びているようだ。15日付電子時報が報じた。
同紙によると、TSMCの既存の16ナノFinFETプロセスはサムスンやインテル、グローバルファウンドリーズ(GF)の14ナノプロセスに比べ性能面で劣るものの、コストを抑えられるメリットを持つ他、いち早くアップグレード版の提供を決めたことで顧客に安心感を与えているという。
このためTSMCへの対抗心を燃やすサムスンは、現在開発中の14ナノ「LPE(Low Power Early)」がいまだ量産に入っていない段階でTSMCに倣い、消費電力性能を向上させたアップグレード版量産の準備を進めているとされる。
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