ニュース 政治 作成日:2014年5月19日_記事番号:T00050389
野党民進党は16日「憲政フォーラム」を開催し、その中で退任間近の蘇貞昌主席が立法委員の定数について「先進民主国家が採用している人口配分に基づくと、台湾は200〜300人が望ましい」と発言した。そして定数増の手法としては、比例代表を優先し、社会運動団体や社会的弱者、青年の立法院進出を容易にすべきと提言した。17日付蘋果日報が報じた。
蘇主席の提案に対しては「税金の無駄遣い」と反対する声もあれば、「多様な声を反映させやすくなるため実施すべき」といった歓迎の声もある(中央社)
立法院の現在の定数は113議席で、民進党政権下で当時の225議席から半減を実行した経緯がある。このため国民党の陳以信広報担当は、「当時の半減措置が改革であったなら、今になって倍増を主張するのは『反改革』ではないのか」と批判した。また、民進党の謝長廷元主席も、「われわれがかつて半減を主張した以上、立法委員の定数増には完璧な論拠が必要だ」と指摘した。
蘇主席はこの他、憲政改革案として、総統が立法院で国情報告を行うことを制度化すること、また立法院に立法権、調査権、観察権、弾劾権を含む完全な立法権を持たせ、監察院と考試院を廃止することを主張した。
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