ニュース 運輸 作成日:2014年5月19日_記事番号:T00050395
タクシー業界団体の台北市計程車客運商業同業公会などはこのほど、大台北地区(台北市、新北市、基隆市)でタクシー初乗り運賃70台湾元(約240円)分の走行距離を現状の1.25キロメートルから1キロに短縮し、運賃を実質的に値上げする案を台北市政府に提出した。初乗り後の運賃も250メートル走行するごとに5元加算していたのを200メートルごとに短縮する。同市交通局は半年以内に同案の審査会を招集する予定で、これを通過すれば同地区の1日当たりのタクシー利用客85万人に影響が出ることになる。19日付聯合報が報じた。
台北市計程車客運商業同業公會の王明雄理事長は、大台北地区の運賃は7年間据え置かれているが、今年1月に1リットル当たり35元へに値上がりしたオクタン価95無鉛ガソリンは7年前に比べ約6元上昇するなど、コストが増大していると説明。新たな運賃制度の適用で、台北市では運賃が現在の1乗車当たりの平均110〜130元から125〜150元へ増えるとの見方を示した。
ただ業界では、公共交通システムの発達した台北でタクシー運賃を値上げすると、利用客がバスや都市交通システム(MRT)などに流れる可能性があると懸念する声も出ている。
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