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謝長廷候補が民進党主席に復帰、総統選へ背水の陣


ニュース 政治 作成日:2008年1月17日_記事番号:T00005040

謝長廷候補が民進党主席に復帰、総統選へ背水の陣

 
 立法委員選挙の惨敗で民進党主席を引責辞任した陳水扁総統の後任として、総統選の同党公認候補である謝氏が16日、正式に同党主席に復帰した。謝候補の同党主席復帰は2002年7月以来5年半ぶり。

 謝首席は、「民進党は何もないに等しい状態になった。総統選へ向けては一致団結し、背水の陣を敷くしかない」とあいさつ。立法委員選で失った自信と希望、尊厳を総統選で取り戻そう、と呼び掛けた。

 しかし、謝首席がわずか2カ月余りの短期間に党内を団結させ、失われた有権者の信頼を挽回(ばんかい)するのは容易ではないという観測が出ている。

 謝陣営は党内団結を目指し、まずは蘇貞昌派や新潮流派など各派を引き込む考え。段宜康元立法委員(台北第5区で落選)や鄭文燦前新聞局長、羅文嘉前行政院客家委員会主任委員(台北第6区で落選)ら次世代の有力者らに協力を要請しているようだが、外遊中の陳総統が指摘するように、予備選挙で蘇貞昌副総統候補との間に生じた不調和音も完全に消えておらず、羅氏も「ただのお飾りでは意味がない」と冷めた態度を示している。

 党内の一部では総統選に対し、既にあきらめムードも出始めているとされる。