ニュース 商業・サービス 作成日:2014年5月19日_記事番号:T00050402
葉匡時交通部長は16日、台湾の観光産業は低賃金路線を歩むべきでないとの認識を示し、人材を呼び込むために給与水準を引き上げるよう呼び掛けた。17日付工商時報が報じた。
葉交通部長は、訪台旅行者数は2009年の延べ400万人から昨年800万人に倍増し、観光産業で大きな商機がうかがえると指摘。若い人材が従事し、観光産業の付加価値を高めるには給与水準の引き上げが最も効果的だと述べた。
交通部観光局の統計によると、08~16年に建設または建設予定のホテルは953軒に上り、平均すると3日に1軒がオープンする計算だ。投資額は8年間で3,006億台湾元(約1兆円)に上り、人材需要は急増している。
一方、人手不足ではあるが給与水準は伸びていない。台中教育大学の王志宏副教授は、20年前の初任給は2万5,000元で、現在も2~3年働いても3万元に届かないと指摘。大学の観光学科を毎年6,000人以上が卒業するが、観光産業に従事するのは3分の1以下で、原因は給与水準の低さだと分析した。
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