ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年5月19日_記事番号:T00050405
自動車部品最大手、東陽集団(TYG)の呉永祥総裁はこのほど、経済日報とのインタビューで「大陸(中国)での展開に効果が現れる中、今後は投資の重心を台湾に移す」との考えを示した。今年は既に台湾に技術研究開発(R&D)センターを設置した他、生産能力拡充に30億台湾元(約100億円)を投じる方針だ。19日付経済日報が報じた。
呉総裁は今後の投資計画について、台湾をアフターマーケット(AM)向け生産拠点とするため、今年末までにプラスチック部品工場1基を新設し、生産能力を80%増強する他、板金部品でもフェンダーの自動化生産ライン1本を追加し、生産能力を78%引き上げると語った。
なお台湾自動車市場の見通しについて呉総裁は、2005年以降、市場規模が30万台前後に落ち込んだが、ここ数年は約37万台に回復しており、今年はさらに40万台に達するとの見方を示した。その上で、「過去の市場規模縮小で台湾のOEM(相手先ブランドによる生産)部品メーカーは投資をストップしたが、当社は逆の戦略を取った」と強調。生産能力増強を背景にトヨタ車生産を手掛ける国瑞汽車からの受注を目指すと語った。
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