ニュース 運輸 作成日:2014年5月20日_記事番号:T00050416
先月、桃園国際空港を出発した航空機が目的地のフィリピン・マニラ空港に到着した際、同機に搭乗していた日本人客のスーツケースにガソリンおよび軽油の入った容器が詰められているのが現地の保安検査員によって発見された。これは桃園空港の検査で可燃油を見逃す大失態を犯していたことを意味し、検査を担当していた航空警察局の係員が既に解雇された。20日付自由時報が報じた。
問題が発生したのは4月20日深夜発のセブパシフィック航空機で、日本人客は約1ガロン(約3.78リットル)のガソリンと軽油を入れたプラスチック容器2個をスーツケースに収めていたが、チェックインの際のX線検査を通過していた。
ある空港関係者は、「こうした容器が入っていればX線検査で絶対に確認できる。見逃したとすれば検査員が居眠りをしていたか、画面を全く見ていなかったとしか考えられない」と批判している。
またガソリンや軽油は揮発性が高い上、密閉空間で揺り動かされた場合、容器が破裂して外に漏れ出す恐れがあると指摘。「貨物室の温度は非常に低いものの、何かの拍子で引火する可能性もあり、事故が起きなかったのは不幸中の幸いだ」と語った。
なお、日本人客がなぜガソリンと軽油を詰めたのか理由は不明で、フィリピン警察が現在捜査を進めている。
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