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半導体検査装置の思達科技、イノテックの子会社へ


ニュース 電子 作成日:2014年5月20日_記事番号:T00050434

半導体検査装置の思達科技、イノテックの子会社へ

 イノテック(本社・横浜市港北区、小野敏彦社長)は19日、半導体検査装置などの製造販売、思達科技(STArテクノロジーズ)を子会社化することで基本合意したと発表した。同社はワイズニュースの取材に対し、半導体検査装置の共同開発や、STArの販売網を通じた中国、台湾を含めたアジア市場での販売強化を目指すと説明した。

 イノテックは2008年より日本でSTAr製品の代理店を務めている。昨年3月にSTArの株式14.99%を取得した。STArの資本金は3億5,400万台湾元(約12億円)。

 両社は6月に契約を締結する予定で、イノテックは7月に既存株主から株主を追加取得して出資比率を70%以上に引き上げることを検討している。

 同社はSTArの子会社化により、メモリーデバイスやパワーデバイス、イメージセンサーの量産テストだけでなく、テスト技術開発、品質保証、信頼性評価、不良解析などの全ての領域に対して先端技術ソリューションを提供する。STArの主要顧客である海外IC設計、ファウンドリー、パッケージング・テスティング(封止・検査)会社などに幅広く紹介し、日本の特定顧客への依存、テスターの単品売りといった課題を克服する。

 同社は昨年4月に台北市に駐在員事務所を開設している。