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張学良に射殺の危機、228事件当時の機密明らかに


ニュース 社会 作成日:2014年5月21日_記事番号:T00050443

張学良に射殺の危機、228事件当時の機密明らかに

 1936年に中国・西安で蒋介石が拉致監禁された西安事件の主役で、長年国民党政府による軟禁下にあった張学良(1901~2001)が台湾・新竹県五峰郷に移送された47年、射殺される危機に直面していたことが最近機密指定を解除された文書から明らかになった。21日付自由時報が伝えた。

 当時の文書によると、47年に民衆が国民党政府に反抗して蜂起した228事件の際、張学良の監視担当者が「民衆が張学良の略奪を企てている動きがあり、状況が差し迫った場合には、張学良らを射殺してもよいか」と上部に判断を仰いでいたことが分かった。ただ、当時の毛人鳳保密局長は同意しなかった。

 文書は国防部軍事情報局から今年1月に国家発展委員会(国発会)档案管理局に移管され、このほど国家安全局(国安局)などの同意を得て、機密指定が解除された。

 張学良は軍事情報局、国安局などの管理下で軟禁生活を続けていたが、蒋介石の死後に行動の自由が次第に許され、91年にハワイに移住。2001年に100歳で死去した。