ニュース 金融 作成日:2014年5月21日_記事番号:T00050453
中央銀行(中銀)が20日発表した第1四半期の国際収支統計によると、資本収支は129億5,000万米ドルの赤字だった。資本収支の赤字100億米ドル以上は3四半期連続で、赤字自体は15四半期連続で過去最長。15四半期の赤字総額は1,290億6,000万米ドルで、台湾高速鉄路(高鉄)建設費の8.5本分、台北101ビル建設費の68棟分に相当する。21日付工商時報が報じた。
第1四半期資本収支の赤字の主因は居住者の対外証券投資の純流出が114億6,000万米ドルに上ったことだ。台湾の資金が海外に流出している表れで、金融業界関係者は台湾内に投資先が少なく、生命保険会社の大量の資金が海外に流出していると指摘した。
外資の台湾株式投資は続いており、非居住者の証券投資の流入は48億8,000万米ドルだった。その他投資の純流出は43億7,000万米ドルで、主因は銀行が人民元など海外に振替預金、融資を増やしていることだ。
外国人の台湾直接投資は6億9,000万米ドル、台湾人の海外直接投資は30億9,000万米ドルだった。
なお、経常収支は154億9,000万米ドルの黒字で、国際収支は26億2,000万米ドルの黒字を維持した。
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