ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年5月21日_記事番号:T00050457
中国鋼鉄(CSC)傘下でアルミニウム最大手の中鋼鋁業(CSアルミニウム)は6月に高雄市小港工場第2期拡張工事が完了予定で、アルミ缶、キャップ材料の年産量が4倍に増え、中国市場シェアが20%を超え3位に躍進する見通しだ。21日付工商時報が報じた。
同社は6月6日に第2期拡張工事の竣工(しゅんこう)式典を予定している。投資額は150億台湾元(約500億円)。アルミ製品の年産量は現在の12万トンから26万6,000トンに増え、中国市場に主要顧客が多いアルミ缶、キャップ材料の年産量は現在の2万5,000トンから10万トンに増える予定だ。年産量12万トンのうち台湾市場向けが65%、輸出が35%でその70%を中国市場が占める。第2期拡張部分の稼働で輸出が55%に拡大する見通しだ。
同社はかつて中国市場シェアが過半で首位だったが、中国メーカーの躍進や米国、韓国からの輸入製品との競争で市場シェアが大幅に縮小した。現在は中国の投資先、寧波華揚鋁業科技(NHAC)の年産量1万8,000トンを合わせても4万3,000トンにすぎず、中国の主要メーカー、中鋁瑞閩鋁板帯、西南鋁業集団などにかなわない状況だ。
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