ニュース 石油・化学 作成日:2014年5月23日_記事番号:T00050512
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張工事での水添石油樹脂工場新設計画の環境影響差異分析報告が22日、行政院環境保護署(環保署)専案小組(専門小委員会)の審査を条件付きで通過した。続いて環境影響評価(環境アセスメント)委員会大会を通過すれば、着工が可能となる。2017年第2四半期の稼働予定だ。23日付経済日報などが報じた。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)と出光興産の合弁、台湾出光石油化学の水添石油樹脂(商品名アイマーブ)工場建設計画は年産量4万トン、投資額35億台湾元(約120億円)。量産後の販売価格を1トン当たり2,000米ドルで試算すれば、年間30億元近い売上高をもたらす見通しだ。
台湾出光石化は、大気汚染物質排出量は増加する項目より減少する項目の方が多く、各項目の減量目標を達成しなければ稼働しないと約束した。
環境保護団体は第6ナフサの大気汚染物質排出量が実際には地方政府の環境保護局(環保局)が許可できる範囲をとっくに超えており、偽造の疑いがあるとして、工場建設に強く反対している。
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