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メルクと生技中心、人材訓練センターを共同設立


ニュース その他製造 作成日:2008年1月17日_記事番号:T00005052

メルクと生技中心、人材訓練センターを共同設立


 独医薬品大手のメルク傘下、メルク化学製薬は、財団法人生物技術開発センターと共同で、アジア初となる人材トレーニングセンターを台湾に設立する。生技センターが16日発表した。17日付経済日報が報じた。

 メルクの陳雄慶総経理によると、これはアジアのバイオテクノロジー産業の発展を見込んだ措置で、ドイツ、米国に次ぐ3カ所目のトレーニングセンターとなる。

 生技センターは、国際基準である適正製造規範(cGMP)に適合したタンパク質薬物工場を持ち、生産能力は年500リットル。第二期臨床試験に必要な薬品量が十分なことが、トレーニングセンター設立の提携対象に選ばれた理由だと同センターの呉樹民董事長は分析している。

 メルクは近年、タンパク質薬メーカーの製造工程改良に役立つ化学物質フラクトゲルとベンゾナーゼに注力しており、これによる売上高は毎年約1億米ドルに上る。世界の10大バイオ企業のほとんどが同社の顧客だという。