ニュース その他分野 作成日:2014年5月26日_記事番号:T00050533
馬英九総統はこのほど行われた『遠見雑誌』の単独インタビューで、台湾は将来必ず環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)または東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に加盟すると指摘した上で、その場合、台湾にとって最大の貿易パートナーである中国を全く相手にしないわけにはいかないとして、バランスの取れた貿易戦略が必要との認識を示した。26日付経済日報が報じた。
TPPは中国が交渉に参加しておらず、中国に対する包囲網を敷くことが目的との見方が多い。しかし、馬総統は「TPPであれRCEPであれ、大陸(中国)がおそらく主役だろう」との認識を示した。
馬総統は一方で、中国と香港が台湾の輸出に占める割合は、馬政権発足当初の2008年に40%だったのが現在は39%に低下したことを挙げて、「東南アジアとイスラム圏への輸出が増えて、大陸への経済的依存度が低下した。この点は非常に重要だ」との見方を示した。
馬総統はこのほか、「非常に重要な地域(中国)との協定が国会(立法院)で否決されれば、台湾の他の貿易パートナーが懸念を持ち、通商協定への加盟に有形、無形の影響が出る」と述べ、中台サービス貿易協定の立法院での早期承認を求める立場を改めて強調した。
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