ニュース 政治 作成日:2014年5月26日_記事番号:T00050534
野党民進党は25日、第15回党主席選挙を行い、蔡英文前主席が93.71%の高い得票率で返り咲いた。今回の就任は2016年の総統選再挑戦に向けた第一歩と受け止められている。蔡氏の当選は、08年、10年に続く3回目で、民進党としては最多となる。26日付自由時報が報じた。
投票を済ませた蔡氏(右)は、民進党は内部改革とともに社会との接触を拡大することが必要だと訴えた(中央社)
今回の選挙には、元高雄県副県長の郭泰麟氏も出馬したが、蔡氏の事実上の信任投票になるとみられていた。蔡氏の得票率は10年の党主席再選時の90.29%を上回った。高い得票率の背景には、党内に「蔡氏なくして総統選は勝てない」との認識が党員に浸透していることがある。
当選決定後、蔡氏は「当選は責任の始まりで、喜んでる暇はない。信頼回復に向けた仕事がすぐ始まる。期待して見守ってほしい」との声明を出した。
蔡氏は12年の総統選では、馬英九総統に敗れた。再選を果たした馬総統はその後、対中関係などをめぐって支持率を大きく落としており、蔡氏率いる民進党は今後巻き返しを狙う。16年総統選は蔡氏にとっては「真の大一番」となりそうだ。当面は年末の統一地方選のかじ取りが急務となる。
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