経済部が23日発表した４月の工業生産指数は104.34ポイントで前年同月比4.8%上昇し、３カ月連続でプラス成長となった。工業生産指数の９割以上を占める製造業生産指数は5.21%上昇の105.29ポイントで、同じく３カ月連続のプラス成長。両指数とも４月としては過去最高の上昇率を記録した。24日付工商時報が報じた。
４月の製造業生産指数のうち、電子部品業は117.01ポイントで前年同月比7.22%上昇した。このうち半導体業は132.62ポイントで9.21%上昇。モバイル端末新製品の相次ぐ発売でファウンドリー、ＩＣ封止（パッケージング）の増産が続いた他、発光ダイオード（ＬＥＤ）などの伸びが貢献した。一方、液晶パネル業は3.05%下落の96.69ポイントで14カ月連続のマイナス成長となった。
パソコン・電子製品・光学製品業は88.81ポイントと前年同月比10.43%上昇し、昨年３月以降で最大の上昇率となった。中国や米国からのＰＣ設備・部品の受注増や、ハイエンドレンズの旺盛な需要による光学部品の大幅な増産が貢献した。
この他、機械設備業は90.68ポイントと前年同月比7.98%上昇、自動車・部品業も109.42ポイントと21.15%上昇の大幅成長を遂げた。
