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14年成長率予測、2.98%に上方修正【表】


ニュース その他分野 作成日:2014年5月26日_記事番号:T00050537

14年成長率予測、2.98%に上方修正【表】

 行政院主計総処は23日、今年の域内総生産(GDP)成長率予測を2.98%に、2月時点の予測2.82%から0.16ポイント引き上げた。個人消費の好調で、第1四半期の成長率(速報値)が3.14%と従来予測3.04%を上回ったためだ。24日付経済日報などが報じた。

 主計総処は、株式市場の好調や企業の賃上げで個人消費が伸びているが、新興市場の成長鈍化で台湾の成長率予測は3%を超えなかったと説明した。第2四半期以降は2.79%、2.96%、3.01%の予測だ。

 個人消費の成長率予測は2.58%と、従来予測の2.44%から上方修正した。個人消費のうち、食品の成長率予測は1.36%へと従来の1.56%から引き下げた。食品価格上昇で消費が抑制されるとの見方で、過去6年で最低の成長率となる。消費者物価指数(CPI)の14年上昇率予測は1.53%と従来予測から0.46ポイント引き上げた。

 輸出総額の成長率予測は3.10%と、従来予測3.33%から引き下げられた。国際通貨基金(IMF)予測の世界の成長率4.3%より低い。

 主計総処は、半導体の輸出が活発な他、DRAM、太陽電池、LED(発光ダイオード)などは回復が見られるが、タブレットパソコン、石油化学、鉄鋼などは中国のサプライチェーンの台頭から国際市場で劣勢に立たされていると指摘した。