ニュース 金融 作成日:2014年5月26日_記事番号:T00050538
兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)が発表した最新統計によると、外国為替取扱指定銀行(DBU)およびオフショア銀行部門(OBU)における人民元建て預金残高が230億人民元(約3,700億円)と、3月初めの240億人民元から10億人民元以上減少したことが分かった。4月に台湾各地の支店で預金利率の引き下げを行ったことが原因で、残高の減少は同行の人民元業務開始以来で初めて。26日付工商時報は人民元預金ブームが収束し始めていると指摘した。
兆豊銀本店は4月、全土100支店に対して、顧客に提示する人民元預金の優遇利率を外貨定期預金金利の2倍を超えてはならないなどとする通達を行い、優遇利率を最高で3%以下とするよう要求した。
業界関係者は、兆豊銀は中国市場に対するリスク・エクスポージャーが最近になってようやく90%以下まで低下した上、人民元預金の運用先が限定されていることから、金利を引き下げたとの見方を示した。また、金利引き下げの動きが他の銀行に波及するかなど今後の動向を観察する必要があると述べた。
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