ニュース 商業・サービス 作成日:2014年5月26日_記事番号:T00050540
台湾中南部を地盤とする京城銀行(キングズ・タウン・バンク)の戴誠志董事長は、台湾テレビショッピング市場3位のViVa電視購物台(Viva TV)に出資する三井物産から「株式の大部分を買収した」と明かした。6億台湾元(約20億円)以上でViva TVの株式85%を取得したと証券会社は指摘したが、戴董事長、三井物産とも買収額や出資比率については「秘密協定により明かせない」とコメントしている。26日付経済日報が報じた。
戴董事長は「今回の株式取得は私の家族による個人的なもの」と述べ、京城銀とは無関係だと強調した。さらに「自分はテレビショッピング業界に通じておらず、Viva TV経営陣の方針を尊重する」と言明。同社の董事長には就かず黒字化を目指すとし、大きな人事異動はないと説明した。
ただ戴董事長は一方で、台湾のテレビショッピングは金銭的価値の訴求に偏り、商品の実用性や本当の価値がおろそかにされていると指摘。このため、Viva TVは今後、消費者に「得する買い物」でなく、「商品の価値を十分に享受できる買い物」を提供すべきとの考えを示した。
なお三井物産は2009年3月に約20億元でViva TVの株式85%を取得、その後持ち株比率を89%に増やしていた。
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