ニュース 電子 作成日:2014年5月26日_記事番号:T00050549
韓国サムスン電子はこのほど、STマイクロエレクトロニクスへの28ナノメートル製造プロセスによる完全空乏型SOI(FD-SOI)技術の供与を決めた。ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の広報担当者は「STマイクロエレクトロニクスは確かに長年の顧客だが、今回サムスンが技術供与したSOIウエハー技術はTSMCのバルクウエハー技術とは異なる。TSMCは28ナノ技術でシェア80%を超えているため、脅威は感じていない」と説明した。24日付蘋果日報が伝えた。
市場調査会社、拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)半導体研究センターのアナリスト、陳蘭蘭氏は「サムスンは28ナノの稼働率向上と14ナノによる量産の加速を狙っている」と指摘。その上で「TSMCは28ナノ分野の技術とシェアで追随を許さず、現時点でサムスンは脅威ではないが、野心を軽視すべきではない」と述べた。
なおサムスンは4月、グローバル・ファウンドリーズ(GF)との間で、14ナノプロセスによる立体構造トランジスタ(FinFET)の技術供与でも合意している。
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