ニュース 社会 作成日:2014年5月28日_記事番号:T00050580
高雄市のある警察署に深夜、1人の女子大生(20)から震える声で「助けて」と110番通報があった。電話口の女性は恐怖のあまりパニック状態で、「何があったのですか」と問いかける声に事情を説明することもままならず、対応した警察官は暴漢に襲われている可能性もあると判断し、近くの派出所から警官2人を急行させた。
現場到着後、出迎えた女子大生から事情を聞いた警官はぼうぜんとすることとなった。彼女を恐怖のどん底に陥れた犯人は暴漢ではなく、ゴキブリだと判明したからだ。
当の女子大生によると、暑かったので風が通るよう窓を開けたところ、思いがけずゴキブリが1匹部屋の中に侵入し、羽を広げて飛び回る事態となったそうだ。
しかし自ら「退治」する勇気もなく、助けを頼めるルームメートもいないため、ゴキブリを見ないようにして無理やり眠ろうと考えたものの、どうしてもゴキブリがベッドの上に這い上がってくる光景を想像して眠れず、思いつめた揚げ句、警察に通報することにしたらしい。
警官2人は、せっかく来たのだからと彼女の部屋で「捜査」を開始した。数分後、ベッドの下から勉強机に向かって飛び上がった「侵入犯」を手で「パン」と一撃。一件落着となった。
つまらないことで通報したことを女子大生も重々承知していたようで、部屋を後にする警官に対し、彼女は済まなそうに謝罪したという。
なお今回通報を受けた高雄市の警察署では、日ごろから変わった通報が結構舞い込むらしく、イヌやネコを探してくれというのはまだいい方で、ブタやイグアナ、電線に上ったヘビを捕まえてくれというケースもあるそうだ。大学で学ぶ息子のために住む部屋を探してくれという依頼すらあったという。「市民への奉仕」が仕事とはいえ、他の重要任務に影響が出なければいいのだが。
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