ニュース 建設 作成日:2014年5月28日_記事番号:T00050591
台北市士林区の都市再開発用地で、市政府が元地権者を立ち退かせ、家屋を強制撤去した「文林苑」騒動をめぐる民事訴訟で、建設会社と元地権者の間で27日までに和解が成立した。2012年から続いていた騒動に一応の終止符が打たれた格好だ。27日付聯合報が伝えた。
文林苑騒動をめぐっては、建設会社の楽揚建設が元地権者の王氏一族に土地明け渡しを求めて提訴していた。和解は王氏一族が土地の明け渡しに応じる一方、楽揚建設が訴えを取り下げる内容とされるが、詳細は明らかにされていない。
王氏一族は「小エビは大きなクジラには対抗できない。平穏な生活を求め、やむを得ず妥協を選択した」との声明を発表した。
文林苑騒動は、行政による強引な都市再開発の是非をめぐり、社会問題としてクローズアップされた。騒動を契機として、大法官(憲法判断を行う裁判官)は昨年4月、都市更新条例の一部条文が財産権や居住の自由を定めた憲法に違反し、不当な行政手続きに当たるとの憲法判断を示していた。
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