ニュース 電子 作成日:2014年5月28日_記事番号:T00050598
中国の液晶テレビ内需市場は需要の成長が徐々に落ち着きを見せているが、一方で中国のテレビメーカーに対するアフリカ、北米、欧州などからの輸出向け受注が増えており、32インチ液晶パネルの供給不足が発生している。業界関係者によると、同サイズのオープンセル(バックライトモジュールを搭載しない半製品の液晶セル)は年末まで品不足が続く可能性もあるという。28日付電子時報が報じた。
同紙によると、多くのパネルメーカーが超大型パネル、曲面パネル、4K2Kパネルといった新製品の開発や40〜50インチパネルの生産に注力する中、32インチパネルに振り向けられる生産ラインが減り、供給不足や価格の上昇につながっているという。
さらに最近では、中国の6大テレビメーカーの輸出向け受注が非常に好調で、特に北米、欧州市場で「2台目のテレビ」として32インチ製品の需要が高まっており、中国のテレビ輸出のうち同サイズが最大の33%を占めている。
なお32インチのオープンセル価格は3月に反転し、5月下旬時点で79〜82米ドルまで上昇した。パネルメーカーにとって利益が見込める製品の一つとなっている。
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