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豪州とのFTA交渉、年末に延期か


ニュース その他分野 作成日:2014年5月29日_記事番号:T00050622

豪州とのFTA交渉、年末に延期か

 張家祝経済部長は28日ラジオのインタビューで、あるアジア太平洋経済協力会議(APEC)参加国が昨年、中国との自由貿易協定(FTA)交渉妥結に続き、台湾と交渉すると表明していたが、最近態度が急変したと述べた。豪州を指すとみられる。29日付工商時報が報じた。

 豪州は中国とのFTA交渉が進んでいる。台湾が昨年12月にニュージーランドとの台紐経済合作協定(ANZTEC)を発効したため、台湾に対してFTA交渉加速を求めていた。しかし、今年3~4月に中台サービス貿易協定に反対する学生らが立法院を占拠したヒマワリ学生運動の後、張経済部長がアンドリュー・ロブ貿易投資大臣と面会した際、FTA交渉を年末に延期する意向を示されたとされる。

 張経済部長は年初にも、煮詰めたものの立ち消えになったとして、インドネシアとのFTAを示唆した。双方は民間シンクタンクに実現可能性研究を委託した上、インドネシアは台湾の貿易相手10位のため、交渉入りが期待されていた。