ニュース 電子 作成日:2014年5月29日_記事番号:T00050635
宏碁(エイサー)の張永紅・中国区営運総部総經理は28日、中国市場でのシェア挽回に向け、▽同市場専属のタブレットパソコン開発チーム設置▽ハードウエア重視からクラウドコンピューティング・サービス重視への転換▽販路の調整──の3戦略を表明した。29日付工商時報が報じた。
エイサーは29日、桃園県龍潭で個人クラウド体験センターを開幕。新たな事業体制構築に向けた一歩だ(中央社)
エイサーはかつて同国PC市場でシェア2位に付けたが、ブランドイメージの低下に伴い今年第1四半期は5位(ノートPCは4位)に落ち込んだ。
こうした中、張総經理は、中国の消費者に適した機能、価格のタブレットPCの開発を専門に手掛けるチームを立ち上げる他、同社が進めるハード、ソフト、サービスの統合型企業への転換に合わせ、ハードウエアをクラウドの個人利用(ビルド・ユア・オウン・クラウド=BYOC)サービスを利用するための単なる端末と捉え、従来ほど出荷量や利益を重視しない方針を示した。
さらに、中国の小規模都市における販路の再整備を進める他、電子商取引事業の展開拡大も必須との認識を示し、「O2O(Online to Offline)」方式に基づく新たな経営モデルを構築したいとの考えを表明した。
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