ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年5月30日_記事番号:T00050654
中国鋼鉄(CSC)が中国の台湾系自動車部品メーカー、長春英利汽車部件(Engley)などと合弁で設立した宏利汽車部件は29日、屏東県の加工出口区(輸出加工区)で主に自動車用ホットプレス材を生産する工場(第一期)と研究開発(R&D)棟のくわ入れ式を行った。同社は中国長春市にも工場を設置する計画で、両工場とも来年6月の量産開始を見込む。年産能力は合算400万個となる見通しだ。30日付経済日報などが報じた。
宏利汽車部件は資本金9億5,000万台湾元、総投資額13億5,000万元(約46億円)に上り、CSCが30%、英利が40%を出資している。
CSCは屏東工場について、「R&Dおよび製造拠点としての位置付けで、核となる技術は台湾に残す」と強調した。一方、長春工場は主に中国自動車メーカーへの供給を担い、同国産業チェーンでの勢力拡大を目指す。なお中台工場の第2期工事完了後、年産能力は700万個まで増える見通しだ。
CSCによると、中国では昨年、自動車生産台数、販売台数ともに2,200万台を突破。車体構造部品であるホットプレス材市場は中台で年間600億台湾元(約2,000億円)規模に上るという。
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