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エイサー、自動車向けクラウド市場に参入


ニュース 電子 作成日:2014年5月30日_記事番号:T00050665

エイサー、自動車向けクラウド市場に参入

 宏碁(エイサー)は29日、同日オープンしたBYOC(クラウドの個人利用)サービス体験センターのオープン式典で、新たな提携パートナーの創意庫設計事業(Studio X-Gene)が設計した電気自動車(EV)「AVANT GT」を展示した。同車に搭載されている情報システムはエイサーのBYOCサービスを基礎としており、これは同社がBYOC事業を通じて自動車向けクラウド市場に進出することを正式に宣言したものだ。30日付工商時報が報じた。 

 エイサーはBYOCサービスの発展に向け、さまざまな業界の大手企業と提携を進める構えで、この日、新たなパートナー18社が式典のステージに上がった。このうち最も注目を集めたのが創意庫およびスマートカー向けソフトウエア開発を手掛けるドイツのAdvanced Telematic Systems(ATS)で、両社に家族、個人名義で投資を行うエイサーの施振栄(スタン・シー)董事長は「スマートカーを通じて台湾の電子部品メーカーのグローバル化を促したい」と語っている。

 なお創意庫が設計したEVは、モーターを台達電子(デルタ・エレクトロニクス)、バッテリーモジュールを有量科技(アミタ・テクノロジーズ)が供給、ダッシュボードシステムの受託生産は佳世達科技(Qisda)が手掛けた。