ニュース 金融 作成日:2014年6月3日_記事番号:T00050681
電子マネー機能付きICカード「悠遊卡(イージーカード)」を発行する悠遊卡公司は2日、シンガポールの同業、EZ-Link(イージーリンク)との間で、相互利用に向けた覚書(MOU)を締結した。海外同業との提携は初となる。早ければ来年中ごろにも悠遊カードがシンガポールのバスや都市交通システム(MRT)の運賃支払いの他、コンビニエンスストアなど約1万店での買い物などで利用できるようになる。3日付自由時報などが報じた。
シンガポールでのMOU締結式典には郝龍斌台北市長(右1)も参加した。昨年の相互訪問者数はシンガポールからが延べ36万人、台湾からは同40万人に上った(2日=中央社)
悠遊卡公司の張家生董事長はまず、残高情報を記録するチップを2つ内蔵した「双銭包票卡」(クロスボーダーコンビカード)を新たに発売し、2つの通貨を別々にチャージする方式で相互利用を実現すると説明。将来的に読み取り機械の規格や為替レートの問題が解決できれば、その必要もなくなると語った。
ただ、金融監督管理委員会(金管会)の規定によると悠遊卡公司が海外の同業と提携するには、相手企業に1年以上、海外企業と提携した実績が必要で、イージーリンクはこの条件を満たしていないため、規定の改正を待って作業を進める方針だ。
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