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自動車に新たな燃費規制、価格上昇促す可能性


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年6月3日_記事番号:T00050689

自動車に新たな燃費規制、価格上昇促す可能性

 3日付蘋果日報によると、経済部能源局(エネルギー局)は、省エネルギー化および二酸化炭素(CO2)排出量削減に向け、欧米を参考とする自動車の燃費総量規制の導入を計画しており、販売車両の燃費総量が規定を上回った場合、新基準に基づき「高燃費車」と認定された車種の販売を翌年に禁止する措置を取る方針だ。専門家は新制度導入により燃費性能向上を図るため生産コストが上昇し、台湾生産車の販売価格は4万〜5万台湾元(約13万6,000〜17万円)上昇すると予測している。

 能源局は新制度導入に向け、「車両容許耗用能源標準・検査管理弁法」の改正を進めており、7月にも施行される見通しだ。

 能源局は既に台湾の自動車メーカーおよび輸入業者の販売台数および燃費性能について調査を行っており、半数以上の販売業者が規定の燃費総量を上回っていることが判明しているとされる。ただ能源局は3年間の調整期間を設けることを理由に、調査結果を公表していない。

 なお蘋果日報の調べでは、台湾生産の人気車では▽フォード「フォーカス」▽トヨタ「カムリ」▽三菱「ランサー」――が「高燃費車」に認定され、かつ販売台数が規定を超えているという。