ニュース
社会
作成日:2008年1月18日_記事番号:T00005070
スピード違反測定の精度に問題、警察が取り締まり中止
内政部警政署は17日、各地の交差点に設置しているスピード違反測定器の精度が疑問視されていることを受け、即日よりこれによるスピード違反の取り締まりを中止すると発表した。
問題のスピード違反測定器は1976年から使用されているループコイル式の測定器で、台湾全土の主な交差点に計593台設置されている。主な機能は赤信号無視の監視で、測定されたスピードは参考程度の精度しかないらしい。地中に埋め込まれているため、車両の種類や交通量など埋設場所の環境に影響されやすいという欠点もある。
このループコイル式スピード測定器が問題なのは、台湾の公的基準がないことだ。経済部標準検験局によれば、同測定器は国際法定計量機関(OIML)でも基準が制定されておらず、同局でも管理していないという。警察はそんな機器を使って32年間も取り締まりを行っていたわけで、「違法」に罰せられた「被害者」は、これまでおとなしく罰金を支払ってきたことになる。
警政署は、同測定器は生産国のメーカーまたは他の検査機関の認証で精密度が保証されているとしており、同測定器による赤信号無視の取り締まりは続ける方針。しかし、各地の警察は警政署からの明確な指示がないため、対応がばらばらだ。台南県警や雲林県警などは、まだ違反者あてに発送していない違反切符については罰しない方針だが、屏東県警や台中県警などはこれまで通り取り締まるという。警政署は「不服な場合は無効を主張する申し立てを行えばよい」との見解だが、これはあまりにもお粗末では?