ニュース 電子 作成日:2014年6月4日_記事番号:T00050718
東芝は3日、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)、智旺科技(パワーフラッシュ・テクノロジー)、力積電子(ゼンテルエレクトロニクス)、瑄誉科技(C.T.C)の4社に対し、NAND型フラッシュメモリー関連の特許侵害をしているとして、智慧財産法院(知的財産裁判所)に提訴したと発表した。4日付経済日報などが報じた。
東芝は同社の台湾特許第154717号、第I238412号に基づき、4社にNAND型フラッシュメモリー(製品番号A5U2GA31BTS-BCなど)の製造、販売差し止めと損害賠償1億台湾元(約3億4,000万円)を請求。東芝は特許の不正利用についてパワーチップに対し協議を申し入れてきたが、応答がなかったため提訴に踏み切ったと説明した。
これに対し、パワーチップの譚仲民副総経理は、同社のフラッシュメモリー技術は2006年にルネサステクノロジ(現ルネサスエレクトロニクス)から授権した「AG-AND」を採用しており、東芝のものとは違うと強調。東芝が主張する根拠が分からないと説明した。
なお、譚副総経理はNAND型フラッシュメモリーの売上構成比は低いため、今回の提訴による同社への影響は小さいとの見方を示した。
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