ニュース 電子 作成日:2014年6月4日_記事番号:T00050720
通信用半導体メーカー、米ブロードコムがこのほど、携帯電話用ベースバンドチップ事業の売却または縮小を検討していると発表したことについてIC設計大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介董事長は3日、「買う者がいるだろうか」と語り、競争の激しいベースバンドチップ市場に新規参入することの難しさを指摘した。4日付工商時報が報じた。
メディアテックは同日、台北国際電脳展(台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス)で新製品の発表会を行った。その席で謝清江総経理や顧大為財務長に対し、メディアやアナリストから「ブロードコムの事業を買収するか」との質問が相次いだが、両者とも「ノーコメント」と回答した。
なおブロードコムの携帯電話用ベースバンドチップ事業は業績不振が続いており、市場シェアはメディアテックを下回るため、撤退による同社への影響は大きくないものとみられる。しかし、ライバル企業が1社減ることで第4世代移動通信(4G)チップ出荷におけるプレッシャーが軽減される他、台湾積体電路製造(TSMC)の生産能力争奪戦も激しさが和らぎそうだ。
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