ＩＣテスティング（検査）サービスなどを手掛ける宜特科技（ｉＳＴ）は３日、コンシューマエレクトロニクスの互換性テストを手掛ける米Simplay Labsと提携覚書（ＭＯＵ）を締結した。これにより宜特は、Simplay Labsから４Ｋ映像をサポートするHDMI2.0や、MHL3.0、HDCP2.2──といった映像・音声データを転送するための最新通信インターフェースに関する認証を取得。今後、同分野におけるテスティングサービスの提供が可能となり、高画質化が進むディスプレイ製品市場で商機獲得を目指す。４日付経済日報が報じた。
宜特は台湾、米国、中国・深圳、上海の実験室において、即日よりHDMI 2.0規格に関するテスティングサービスを開始すると表明した。
また宜特は、今回のＭＯＵ締結により、宜特の持つ故障分析や信頼性試験などにおける強みと、Simplay Labsの持つ互換性テスト分野における強みを統合し、顧客に十全なテスティングソリューションを提供できるようになると強調。顧客製品の速やかな規格準拠認証取得に貢献すると説明した。
