ニュース 建設 作成日:2014年6月5日_記事番号:T00050741
遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)はこのほど、台北市の松山たばこ工場跡地に建設中の台北文化体育園区(通称・台北ドーム)の建設について、行政手続きで工事が遅れたとして、台北市政府に工期を882日延長することを申請した。5日付経済日報が伝えた。
台北ドーム建設をめぐり、郝龍斌台北市長は「厳格な審査を通している」と述べ、遠雄グループによる贈賄疑惑を否定した(中央社)
台北市政府関係者は4日、遠雄グループから示された延長理由は審査が必要で、協議を進めているところであり、決定には至っていないと説明した。
遠雄グループは環境影響評価、都市設計審議の遅れ、施工上の障害物などは同社の責任には当たらないとして、工期延長を要求した。
遠雄グループは建築許可を取得した2011年6月から3年以内に台北ドームを完成させる契約となっており、今年6月30日が完成期限だった。ただ、同社は昨年、160日の工期延長を申請。台北市政府は悪天候などで工事を行えなかった44日の延長にのみ同意。現時点で完成期限は今年8月14日となっている。
関係者によると、現在の工事進捗(しんちょく)率は60~70%で、8月までの完成は既に事実上不可能となっている。
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