米電気自動車（ＥＶ）ベンチャー、テスラモーターズのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は３日に開催した株主総会で、鴻海科技集団（フォックスコン）との協力関係を強化していると明らかにした上で、「鴻海のような業者との提携は、当社の生産能力拡充の加速に貢献する」と語った。５日付工商時報が報じた。
鴻海、テスラの両社は提携内容の詳細についてコメントを控えた。証券会社によると、鴻海は以前より傘下の液晶パネル大手、群創光電（イノラックス）を通じてテスラに車載用パネルを供給しており、既に協力関係を持っている。このため、テスラが今回、双方の提携が生産能力増強と関係があると示唆したことから、鴻海が今後、テスラの自動車生産を手掛ける可能性もあると指摘した。
