ニュース 電子 作成日:2014年6月5日_記事番号:T00050751
NAND型フラッシュメモリー市場ではマルチレベルセル(MLC)製品が既に供給不足となっており、5月下旬の契約価格が全面的に上昇した他、トリプルレベルセル(TLC)製品の需給も逼迫(ひっぱく)状況が深刻化しているため、メモリーモジュールメーカー各社は、在庫の積み増しに着手している。こうした中、大量の低価格製品の在庫を抱える群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)と創見資訊(トランセンド・インフォメーション)が最大の恩恵を受けると証券会社は指摘している。5日付工商時報が報じた。
現在のNAND型フラッシュメモリー不足は、アップルやサムスン電子がモバイルデバイス新製品の発売に向けて生産ラインの確保を進めていること、中国のロー〜ミドルエンドスマートフォン向け需要が高まっていること、およびノートパソコンやデータセンターでSSD(ソリッドステートドライブ)の採用が進んでいることが背景となっている。
証券会社によると、ファイソンは東芝、トランセンドはサムスンという安定した供給先を確保していることから、既に高い在庫水位を保っており、今後利益成長が見込まれる。
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