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1匹3万元の観賞魚、祖母が「水の無駄使い」と調理?


ニュース 社会 作成日:2014年6月6日_記事番号:T00050755

1匹3万元の観賞魚、祖母が「水の無駄使い」と調理?

 幸運を呼ぶ観賞魚として人気の高いアロワナのうち、赤い体色を持つものは「紅龍(スーパーレッド)」と呼ばれ、特に縁起が良いとして台湾では3万台湾元(約10万円)を超える高値で取引されている。その超高級魚がこのほど、「水の無駄使い」との理由で飼い主の祖母によって調理されてしまうという悲劇がインターネット上で報告され話題を呼んでいる。


紅龍は骨が非常に多く身もパサパサしており、どう調理してもおいしくないそうだ(5日=中央社)

 交流サイト、フェイスブック(FB)上で最近、きれいに蒸し上げられ、皿に盛り付けられた紅龍の写真が拡散し、これを見たネットユーザーから「とんでもなく高い料理だ」「飼い主は涙なくして食べられなかっただろう」などと多くのコメントが寄せられた。

 なおこの写真をアップロードした男性に蘋果日報が取材したところ、「これは友人が飼っていた紅龍で、頻繁に水槽の水を換える様子を見て日頃から『水がもったいない』と感じていた友人の祖母が、孫が不在の隙をついて煮込んでしまった」と説明した。帰宅して食卓に並んだ紅龍を見た友人はぼうぜんと立ち尽くしたそうだ。

 しかし、この写真に対し「注目を集めるための偽造されたもの」との指摘も上がっており、あるネットユーザーは、1年以上前に中国のサイトに出回ったものと全く同じものだとコメントしている。

 ただ、いずれにせよ超高級魚の紅龍が調理されたことは事実のようで、ある観賞魚販売業者は写真に映った紅龍は2〜3年飼育されたものと推測、売れば5万元前後の値が付くと指摘した。「もったいなさ過ぎて喉を通らないよ」と惜しんでいる。