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「5カ月以内に破産」、高鉄董事長が増資の必要性強調


ニュース 運輸 作成日:2014年6月6日_記事番号:T00050761

「5カ月以内に破産」、高鉄董事長が増資の必要性強調

 巨額の累積赤字で財政難に陥っている台湾高速鉄路(高鉄)の范志強董事長は5日、「財務危機を解決するには増資が必要だ。5カ月以内に解決できなければ、破産の危機に直面する」と強調した。6日付工商時報が伝えた。

 また、交通部が高鉄に対し、減資後の増資を希望していることについて、范董事長は特別株の株主から配当請求訴訟を起こされて敗訴すれば、500億台湾元(約1,700億円)を調達する必要が生じ、財務状況がさらに悪化しかねないとし、「株主が資金を出して支援してくれるならば、必ずしも減資を行う必要はない」とも述べた。

 その上で、今年の収益目標として、21億元以上の黒字を目標に掲げた。

 交通部は高鉄に対し、今月末までに財務改善計画の提出を求めており、范董事長の対応に注目が集まっている。

 一方、高鉄の鄭光遠執行長は、年内にも早期購入割引の対象期間を乗車日の5日前までに拡大する意向を示した。また、6月27日から混雑時間帯の1割引乗車券の座席数を倍増させる。