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中信金の東京スター銀買収完了、会長に江丙坤氏【表】


ニュース 金融 作成日:2014年6月6日_記事番号:T00050763

中信金の東京スター銀買収完了、会長に江丙坤氏【表】

 金融持ち株会社の中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)は5日、傘下の中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)が東京スター銀行の全株式取得を完了し、東京スター銀行会長に中信金の江丙坤最高顧問(81)が就任したと発表した。海外の銀行が邦銀を買収するのは初となる。

 東京スター銀は同日開いた取締役会で、江氏を佐竹康峰会長に代わる新会長に、中信銀の童兆勤董事長、陳允進・執行副総経理、坂井伸次・昭和電工副社長、横井正道・大和住銀投信投資顧問特別顧問を新任の取締役に選んだ。また、入江優・頭取兼最高経営責任者(CEO)を取締役として再任した。

 江新会長は経済閣僚や台湾の対中窓口機関である海峡交流基金会(海基会)の董事長などを歴任し、経済通の知日派として知られ、現在は財界交流団体、中華民国三三企業交流会(三三会)の会長などを務めている。

 東京スター銀は、中信金の傘下に入ったことについて、「中信銀の業務ノウハウや幅広いネットワークを活用した顧客に対するアジア進出支援、より魅力的な運用商品などの提案が可能となる」と説明した。既存の契約や行名はそのまま維持される。