ニュース 電子 作成日:2014年6月6日_記事番号:T00050777
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、矽品精密工業(SPIL)は5日、今年の設備投資額を過去最高の180億台湾元(約610億円)に20%以上引き上げた。受注が満杯で、ハイエンドの封止・検査プロセスが不足しているためだ。6日付蘋果日報が報じた。
同社は、今回の増額で、通信用チップの高周波、高速検査装置を購入すると説明した。今年2回目の上方修正だ。同社は3月にも、ハイエンドのフリップチップ実装の生産能力増強、および蘇州工場(中国江蘇省)拡張のため、設備投資を96億元から147億元に引き上げている。
林文伯(バウ・リン)董事長は先日、下半期の受注は生産能力以上だと指摘。蘇州工場第3工場は既に着工し、2016年には中国の顧客の需要に応えられると述べた。
林董事長は今後の見通しについて、第3四半期は携帯電話、タブレットパソコン、超高解像度4K2K液晶パネル向けの需要が急成長すると予測。今年の半導体業界は前年の5%成長を上回る伸びが見込め、今後2~3年は携帯電話向けがけん引役と述べた。ロー~ミドルエンドの携帯電話で2桁成長が見込める他、機能が複雑化し、必要な半導体が増えるためと語った。
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