ニュース 社会 作成日:2014年6月9日_記事番号:T00050785
台北都市交通システム(MRT)淡水線で8日午前10時半ごろ、台北駅方面へ向かう列車が唭哩岸駅に到着したところで乗客の女性(50)が持っていた防犯用の催涙スプレーを誤って噴射し、車内に刺激臭が広がった。同車両に乗り合わせた乗客の多くは身の危険を感じて他の車両に移動。それを目撃した1人の乗客がテロ事件が発生したと誤解して、非常連絡ボタンを押し、「車内にガスが噴射された」と通報した。その結果、石牌駅で乗客約350人が同車両から避難する事態となった。9日付蘋果日報が報じた。
発端となった女性によると、バッグに入れていた催涙スプレーが床に落ちたため拾おうとしたところ誤って噴射ボタンを押してしまったという。
スプレー液にはトウガラシ成分が含まれており、同じ車両にいた乗客は「強烈な刺激臭がして、咳と涙が止まらなくなり、気分が悪くなった」と語っている。
弁護士によると、スプレーを誤射した女性には他の乗客を攻撃しようとする意図はなかったため公共危険罪には問われないが、乗客に身体的ダメージを与えた場合、過失傷害罪に問われる可能性がある。またトウガラシ成分は天然物質に属するため危険物とはみなされない。
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