ニュース 石油・化学 作成日:2014年6月9日_記事番号:T00050797
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の5月売上高は1,557億9,600万台湾元(約5,300億円)で前月比1.2%減、前年同月比5.1%増だった。売上規模が最大の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)が711億1,300万元と前月比3.16%減(前年同月比8.2%増)だったことが響いた。9日付工商時報などが報じた。
各社の5月連結売上高は、▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、370億5,400万元(前月比0.27%増、前年同月比0.7%増)▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、279億9,800万元(前月比1.53%増、前年同月比8.4%増)▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、196億3,100万元(前月比0.49%減、前年同月比1.7%減)──。
前月比、前年比とも減収となった台塑は、塩化ビニルモノマー(VCM)とポリプロピレン(PP)工場設備で異常が発生し、生産量が減少したことが主因と説明した。PP工場は今月修復するが、VCM工場の点検、修復は来月までかかる見通しだ。
一方、下半期の見通しについて4社のうち南亜プラのみが電子材料の需要期に入るとして成長を予測したが、残りの3社は横ばいとの見方を示した。
なお同グループは6日、ベトナムでの反中暴動による傘下の台湾興業(FIC)の損失額を2億300万元と発表。今後、保険会社に保険金の支払いを請求する他、現地政府に減税措置などを求めると強調した。
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