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遠伝とアンビット、4G周波数帯交換で交渉か


ニュース 電子 作成日:2014年6月9日_記事番号:T00050800

遠伝とアンビット、4G周波数帯交換で交渉か

 9日付経済日報によると、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)は3日にスタートした第4世代移動通信(4G)サービスについて、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の国碁電子(アンビット・マイクロシズテムズ)に対し、取得した周波数帯域の交換、買収、基地局の共同設置を含む戦略提携を持ち掛けているとの観測が出ている。早ければ下半期に計画を始動する見通しだ。

 観測によると、遠伝の李彬総経理らは、鴻海精密工業の呂芳銘副総裁、およびアンビットの黄南仁総経理と面会し、▽遠伝が保有する700メガヘルツ(MHz)周波数帯のA2ブロックとアンビットが保有するA3ブロックの交換▽5MHz帯域幅の買収▽基地局の共同設置──を提案したとされる。

 業界では、帯域の交換によりアンビットは、先ごろ買収を発表した亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)が保有するA1ブロックと隣接したブロックを取得できる他、5MHzを遠伝に売却できれば、亜太電信の合併に際し、保有する周波数帯が規定の25MHzを超過するという問題をクリアできるため、遠伝の提案はアンビットにとって魅力的だと指摘されている。

 遠伝、アンビットとも、提携計画については明言を避けている。